松村敏弘 (東京大学社会科学研究所教授)
・・この講義は試験も含め全て終わりました。
最後まで授業を聞いてくれた受講生の皆さんありがとうございました。
講義は全て終わりましたが、半年にわたってこの講義をとり、試験まで受けた
受講生は、その当然の権利として、在学中は言うに及ばず、課程修了(卒業)後も
いつでも気楽に質問してください。直接研究室に来るのも歓迎しますが、
メールによる質問も可能です。申し訳ありませんが、原則として電話には出ないので
電話ではなくメールで問い合わせてください。
・このホームページで公開されている資料はあくまで講義を前提とした資料です。
資料だけで完結するものではなく、
講義中の説明を聞くことを前提として作成されたものですので、その点ご了解ください。
法・制度・慣習といった社会的なルールをミクロ経済学及びゲーム理論の道具を使って分析する法と経済学について講義する。 法と経済学の基本的な発想からはじめ、現実の日本の法ルールを経済学的に分析する。これをを通して、 経済学の分析道具を現実の政策の分析に以下に応用するのか具体的にを学ぶ。 不法行為、契約法、会社法、破産法、証券取引法等のトピックスを取り上げる予定である。
シャベル著「法と経済学」(日本経済新聞)
クーター・ユーレン著「法と経済学」(商事法務研究会)
三輪芳朗・神田秀樹・柳川範之編「会社法の経済学」(東京大学出版会)
Easterbrook and Fischel, The Economic Structure of Corporate Law
(Harvard University Press).
ポリンスキー著「入門法と経済」(CBS出版)
浜田宏一著「損害賠償の経済分析」(東京大学出版会)
ラムザイヤー著「法と経済学ー日本法の経済分析」(弘文堂)
田中亘著「企業買収と防衛策」(商事法務研究会) 商事法務研究会)
小林秀之・神田秀樹著「法と経済学入門」(弘文堂)
ミセリ著「法の経済学ー不法行為・契約・財産・訴訟」(九州大学出版会)
宍戸善一・常木淳著「法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察」(有斐閣)
第 1回 (10月 2日)) Introduction(法と経済学とは)
第 2回 (10月9日) 経済学の基本的な考え方と最近の経済学の発展(行動経済学など)
第 3回 (10月16日) 市場均衡の効率性とコースの定理
第 4回 (10月23日) 不法行為の経済分析
第 5回 (10月30日) 製造物責任制度とルールの中立性
第 6回 (11月 6日) 債務不履行に伴う損害賠償ルール
第 7回 (11月13日) 交渉ゲームとNash交渉解
第 8回 (11月20日) ホールド・アップ問題とコミットメント
第 9回 (11月27日) 金銭賠償と特定履行
第10回 (12月 4日) 企業金融の基礎と企業買収
第11回 (12月11日) 負債の役割と破産法
第12回 (12月18日) 情報の経済学と証券取引法の経済分析
第13回 ( 1月 8日) 情報開示と取引前の情報生産
第14回 ( 1月15日) 優越的地位の濫用規制の経済分析
第15回 ( 1月22日) 予備