2017年度 規制政策(公共政策大学院)・規制の経済学(経済学部)

担当者

松村敏弘

お知らせ

・他研究科の学生が公共政策大学院の規制政策の履修登録ができるよう、 公共政策大学院の事務に対応をしていただきました。 もし万が一まだ登録できない状態になっていたら私(松村)あるいは 公共政策事務に問い合わせてください。
・初回講義で成績評価の仕方、講義の目的、講義参加者のルールなど詳しく説明しますので必ず出席してください。 やむを得ず欠席する場合には、事前に事務にではなく教員までメールで連絡してください。
・この講義は隔年開講です。来年度は開講されませんので、関心のある人は今年度受講してください。
・過去経済学部の「規制の経済学」で単位を取得した者が、 大学院進学後「規制政策」を受講し再び単位を取得することは 原則として認めませんので注意して下さい。
・このホームページで公開されている資料はあくまで講義を前提とした資料です。 資料だけで完結するものではなく、講義中の説明を聞くことを前提として作成されたものですので、 その点ご了解ください。

科目概要

政府による民間活動の規制に関して、規制の意義、方法、規制形成のメカニズムなどを学び、経済学的分析を行う。経済的規制と社会的規制の双方を取り扱う。 講義は大きく2つの部分に分かれる。
第1部では、基礎となる経済理論を概観し、この分析道具を駆使して、 規制政策の背後にある基本的な原理を経済学的に明らかにする。ここで扱うトピックは、混雑料金、ピークロード料金、 規制の政治経済学、公正報酬率規制、プライス・キャップ規制とインセンティブ規制、情報の非対称性のもとにおける規制政策である。 第2部では、エネルギー、通信、石油、運輸産業などの具体的な規制産業を取り挙げて、なぜそもそも規制が必要か、規制がどのような経済効果を持つか、現行の規制の問題点は何か、 望ましい規制の体系はどのようなものであるか等を解説する。更に産業横断的な環境規制、安全規制の問題も取りあげる。

成績評価

第1回の講義で詳しく説明します。

教科書

Viscusi, W. K., J. E. Harrington, and J. M. Vernon Economics of Regulation and Antitrust, 4th Edition MIT Press, 2005.

参考文献

鶴田俊正・糸田省吾・日下部聡編『産業再生と企業結合:課題−政策−ルール』NTT出版(2004)
奥野正寛・鈴村興太郎・南部鶴彦編 『日本の電気通信−競争と規制の経済学』日本経済新聞社(1993)
依田高典 『ネットワーク・エコノミクス』日本評論社(2001)
橘川武郎『日本電力業発展のダイナミズム』名古屋大学出版会(2004)
八田達夫・田中誠編『電力自由化の経済学』東洋経済新報社(2004)
奥野正寛,篠原総一,金本良嗣編『交通政策の経済学』,日本経済新聞社,(1989).

講義予定(随時変更の可能性あり)

第 1回 ( 9月27日) Introduction:ミクロ経済学の概観とこの講義の位置づけ
第 2回 (10月 4日) 費用便益分析・規制影響評価と行動経済学
第 3回 (10月11日) 寡占モデルの基礎と規制1
第 4回 (10月18日) 寡占モデルの基礎と規制2
第 5回 (10月25日) 市場の競争度と経済厚生
第 6回 (11月 1日) 規制の基礎理論
第 7回 (11月 8日) 自然独占
第 8回 (11月22日) ネットワーク外部性とスイッチングコスト 
第 9回 (11月29日) 垂直統合、不可欠設備と接続規制
第10回 (12月 6日) 電力市場における規制と電力システム改革
第11回 (12月13日) 都市ガス市場における規制と競争創造政策
第12回 (12月20日) モノのインターネット化と情報通信産業における規制
第13回 ( 1月10日) 運輸・交通産業における規制とスマートコミュニティ
第14回 ( 1月17日) 環境・エネルギー政策と規制
第15回 ( 1月24日) 試験
予備:公企業と民営化 

講義資料

スライド1.pdf 9月27日使用予定
スライド2.pdf 10月4日使用予定
スライド3.pdf 10月11日、18日使用予定
スライド4.pdf 10月25日使用予定

事務書類

遅刻・早退・欠席届(事前提出用).docx
遅刻・早退・欠席理由書(事後提出用).docx
登録票.docx